
遺品整理と不用品回収の違いとは|対象・費用・許可の違いを解説
身近な方が亡くなる、あるいは実家の片付けが必要になり遺品整理業者を探していると、「不用品回収」もあわせて扱っている業者を見かけ、遺品整理と何が違うのか分かりにくいと感じる方も少なくありません。片付けたい部屋の中に遺品と呼べる物が含まれる場合、どちらに依頼すればよいか迷う場面もあるでしょう。
このページでは、遺品整理と不用品回収の対象・作業内容・必要な許可の違い、費用相場の違い、そしてどちらに依頼すればよいかの選び方までまとめて解説します。「遺品整理業者の選び方」「遺品整理の費用・料金」とあわせて、依頼先選びの参考にしてください。
遺品整理と不用品回収は何が違う?対象と目的の違い

遺品整理と不用品回収は、どちらも家の中にある物を運び出してもらえるサービスですが、対象にしている物と作業の目的が異なります。遺品整理は、故人が遺した物(遺品)を対象に、必要な物と不要な物を仕分けながら「整理する」ことを目的としたサービスです。一方の不用品回収は、遺品かどうかにかかわらず、不要になった家具・家電・雑貨などを対象に「処分する」ことを目的としたサービスです。両者は近い作業に見えても、故人の持ち物として尊重しながら扱うか、単なる不要な物品として扱うかという点で大きく異なります。
同じ部屋の片付けであっても、故人の思い出の品や貴重品が残っている場合は遺品整理、すでに要不要の判断がついた物をまとめて運び出してほしい場合は不用品回収というように、対象の状態によって向き不向きが分かれます。どちらに頼めばよいか迷ったまま契約すると、後から「本当は遺品整理に依頼すればよかった」と感じる場合もあるため、最初にこの違いを押さえておくと安心です。
作業内容・サービス内容の違い

対象が異なる分、実際の作業内容にも次のような違いがあります。
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01
仕分け・貴重品の探索
遺品整理では、通帳・印鑑・現金・権利証といった貴重品や重要書類を、家財の中から一つひとつ探し出しながら丁寧に仕分ける作業を行います。不用品回収では、基本的に依頼者側で仕分け・分別を済ませた物品を回収するため、貴重品を探し出す作業は含まれません。
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02
供養・お焚き上げ
遺品整理では、仏壇・位牌・人形といった、そのまま処分することに抵抗のある品を、提携する寺院などで供養し、お焚き上げとして焚いてもらえる場合があります。故人の意志を尊重し、感情面にも配慮しながら供養まで対応してくれるのは遺品整理ならではの特徴です。不用品回収には、こうしたサービスは基本的にありません。
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03
形見分けのサポート
遺品整理業者の中には、ご遺族が形見分けをする品を一時的に取り分けて保管する、写真に残すといったサポートを行うところもあります。故人を偲ぶ気持ちに寄り添い、遺品を乱暴に扱わず丁寧に対応してくれる点も、遺品整理ならではのサービスです。
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04
買取
貴金属・骨董品・家具・家電などに値がつく場合、遺品整理業者が査定・買取まで対応し、買い取った分を処分費用から差し引いてもらえることがあります。不用品回収業者でも所有物の買い取りに対応している場合はありますが、対応できる品物や範囲は業者によって差があります。
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05
搬出・運搬・処分
家財の搬出、トラックへの積み込み、運搬、処分場への搬入といった作業自体は、遺品整理・不用品回収のどちらでも共通して行われます。ただし遺品整理では、仕分けや貴重品の探索、供養の手配に時間をかける分、不用品回収よりも作業時間が長くなり、人手も多く必要になる傾向があります。
必要な許可の違い

家庭から出た遺品や不用品を回収・処分するには、遺品整理・不用品回収のどちらの業者であっても、市区町村が発行する「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。この許可を得ずに回収・処分を行うことは法律違反にあたり、法令を順守していない無許可の業者に依頼すると、回収した物を不法投棄されるなど思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
遺品や不用品の買取まで行う場合は、これとは別に「古物商許可」も必要です。見積もりの際に許可証の提示を求めて、実際に応じるかどうかも確認しましょう。曖昧な返答をする業者は避け、許可証・許可番号を確認してから依頼することをおすすめします。適正な許可を得て営業している業者かどうかは、契約前に事前に確認しておきたいポイントです。
遺品整理士の資格や優良事業者認定も判断材料に
遺品整理業そのものには専門の許可・免許制度がなく、上記の一般廃棄物収集運搬業許可があれば法律上は営業できてしまいます。そのため、遺品整理士認定協会が実施する認定試験に合格した「遺品整理士」という民間資格の在籍状況や、優良事業者認定の有無も、業者を選ぶ際の目安の一つになります。許可証の確認方法や、業者選びで見ておきたいその他のポイントは次のページで詳しく解説しています。
遺品整理業者の選び方をくわしく見る 悪徳業者とトラブル事例をくわしく見る費用・料金の違い

遺品整理は、仕分けや貴重品の探索、供養の手配といった手間がかかる分、同じ広さの部屋を片付ける場合でも、不用品回収だけを依頼するよりも費用が高くなりやすい傾向があります。買い取ってもらえる品があれば、その分を費用から差し引いてもらえることもあります。見積もりの内訳が明確で、作業内容ごとの内容が分かりやすいかも、費用を比較するうえで大切な確認ポイントです。間取りや作業内容ごとの具体的な費用相場は、次のページで詳しく解説しています。
遺品整理の費用・料金をくわしく見るどちらに依頼すればいい?ケース別の選び方

遺品整理と不用品回収のどちらに依頼すればよいか迷う場合は、次のような状況を目安にするとよいでしょう。ご自身やご遺族だけで判断が難しいときは、無理をせず業者に相談することをおすすめします。
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01
貴重品や思い出の品がまだ残っている場合
通帳・印鑑や、故人の写真・手紙などをまだ探し出せていない段階であれば、貴重品の探索や選別に対応している遺品整理業者への依頼が向いています。
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02
すでに仕分けが済んでいて処分するだけの場合
形見分けや貴重品の保管が済んでおり、残っているのが処分してよい物だけであれば、不用品回収業者に依頼しても対応できます。大型の家具・家電が中心で自分たちでは運び出しが難しい場合も、不用品回収業者に処理を任せるとスムーズです。
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03
供養・お焚き上げをしてほしい場合
仏壇や人形など、そのまま処分することに抵抗のある品を丁寧に供養してほしい場合は、供養に対応できる遺品整理業者に依頼するとよいでしょう。
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04
とにかく早く・安く済ませたい場合
遺品としての配慮よりも、費用や作業時間を優先し、効率的に済ませたい場合は不用品回収業者も選択肢になります。ただし、どの品を手放すかの判断を誤ると取り返しがつかないため、貴重品や思い出の品、次の世代へ引き継ぐべき物が本当に残っていないかは慎重に確認しておきましょう。少しでも迷う物があれば、家族・親族だけで判断せず遺品整理業者に相談するほうが安心です。
遺品整理と不用品回収の両方に対応できる業者に依頼するメリット

遺品整理を進めていく中で、「これは遺品と呼べるほどの品ではないので、まとめて処分したい」と考えが変わることも珍しくありません。遺品整理と不用品回収の両方に対応している業者であれば、依頼の途中で対象が変わっても、業者を替えることなくまとめて依頼できます。相見積もりを取る手間も1回で済むため、負担の軽減にもつながります。
どちらに依頼すればよいか判断がつかない場合も、両方に対応できる業者であれば、現地を見てもらったうえで進め方を提案してもらいやすくなります。遠方に住んでいて何度も足を運べない場合や、作業後の簡易清掃までまとめて頼みたい場合にも、両方に対応できる業者は心強い存在です。業者選びで迷った場合は、私たちコンチーゴまでお気軽にご相談ください。
遺品整理業者の選び方をくわしく見る遺品整理と不用品回収の違いに関するよくある質問
まとめ:対象と目的の違いを踏まえて依頼先を選ぶ

遺品整理と不用品回収は、対象にする物と作業の目的が異なるサービスです。遺品整理は故人の遺品を対象に仕分け・供養・形見分けまで含めて整理することを、不用品回収は不要品を処分することを目的としています。品物を買い取るサービスの有無も業者によって差があるため、あわせて確認しておくとよいでしょう。どちらの業者にも一般廃棄物収集運搬業許可が必要で、買取まで行う場合は古物商許可も必要です。貴重品や思い出の品が残っている場合は遺品整理業者、仕分けが済んだ物をまとめて処分したい場合は不用品回収業者というように、状況に応じて依頼先を選ぶことが大切です。家族・親族だけで判断するのが困難な場合や、どちらに依頼すればよいか迷ったときも、業者に頼む前に私たちコンチーゴまでお気軽にご相談ください。経験豊富な遺品整理業者・不用品回収業者だけでなく司法書士・税理士・不動産会社とも幅広い分野で連携し、相続手続きから実家(空き家)の整理・売却までワンストップでサポートします。
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