
遺品整理で売れるもの・売れないものの見分け方|高価買取が期待できる品目一覧
遺品整理を進めていると、貴金属や着物、骨董品のように高価買取が期待できる遺品と、経年劣化した家電や日用品のように処分するしかない遺品が一緒に出てきます。身近な方が亡くなる前後のお忙しい時期に、「これは売れるものなのか、処分するしかないのか」を品物1点ずつ自分だけで判断するのは難しく、実際に査定に出してみて初めて価値が分かることも少なくありません。
このページでは、遺品整理で高価買取が期待できる「売れるもの」の代表的な品目、意外と高値がつくことがある品物、逆に買取の対象になりにくい「売れないもの」、そして査定額を左右する見極めのポイントまで、品目ごとに詳しく解説します。買取を依頼する方法や査定から契約までの流れ、査定・買取でよくあるトラブルについては、遺品の買取・処分の基本ページであわせて解説しています。
遺品整理で高く売れやすいもの一覧

遺品整理でとくに査定対象として優先され、高価買取が期待できる代表的な品目は次のとおりです。買取価格は品物のブランド・状態・年代によって大きく変わるため、品目ごとの見方もあわせて確認しておきましょう。
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01
貴金属・宝飾品
プラチナ・金・銀などの貴金属や、宝石を使ったジュエリー・アクセサリー(ネックレス・指輪・ブレスレット)は、素材の刻印(K18・Ptなど)で判別でき、資源としての価値も加わるため安定して査定対象になりやすい品目です。デザインの古さよりも、素材そのものの重さ・純度が価格に直結します。
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02
腕時計
ロレックス(rolex)やオメガ(omega)、カルティエ(cartier)、セイコーといった高級時計は、中古市場でも人気が高く優先的に査定対象になる品目です。保証書(ギャランティ)や説明書、専用の箱・ケースが揃うほど査定額は上がりやすく、付属品が揃っていなくても真贋を確認したうえで買取できる場合があります。時計本体に傷があると査定額が下がることがありますが、偽物・コピー品と判断された場合を除けば故障していても買取できることがあるため、購入時の書類が残っていれば一緒に用意しておきましょう。
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03
着物・和装小物
着物は高値が付きやすい遺品として知られていますが、実際に高価買取につながるのは大島紬や加賀友禅のような産地の証紙が付いた高級着物や、作家物と分かる着物に限られる傾向があります。振袖や訪問着、留袖、帯・名古屋帯・反物といった服飾品も、証紙や作品情報が分かる状態であれば査定してもらう価値があります。
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04
骨董品・美術品
掛け軸(掛軸)や茶道具(鉄瓶を含む)、陶磁器・漆器、壺・花瓶、絵画・日本画、浮世絵、彫刻、書道作品といった骨董品・古美術は、作者名や落款、産地が分かるかどうかで査定額が大きく変わります。使用済みの食器・茶碗・ソーサーのセットでも、来歴や箱書きが確認できるものは高値で取引されることがあります。一見古いだけの品に見えても、専門の鑑定士による査定で本物と判定されれば高値がつくことがあるため、詳しい人が見ないと分からない価値を自己判断で処分しないことが重要です。中国美術の骨董品や、久保田一竹の着物、龍村の帯地、書を集めた手鑑、勲章・勲記、香道具に使われる龍涎香、航空切手のような珍しい切手も、専門性の高い工芸品として鑑定士に相談する価値があります。
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05
日本刀・刀剣類
日本刀や刀剣類は、村正のような銘のある刀や、刀匠の銘・製作年代によっては数百万円規模の価値がつくことがある一方、所有には「銃砲刀剣類登録証」が必要です。旧日本軍の軍刀が実家に保管されている場合も、登録証の有無を確認したうえで、真贋も含めて専門の買取業者に査定を依頼しましょう。
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06
カメラ・レンズ
一眼レフカメラや交換レンズは、ニコン・キヤノンなどのメーカーと型番、レンズの状態によって査定額が変わります。三脚やバッテリーなどの周辺機器もまとめて査定に出すと、単体では値が付きにくいパーツも含めて評価してもらえることがあります。フィルムカメラも根強い人気があり、動作しない場合でもコレクター需要から査定対象になることがあります。
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07
お酒
山崎や響といった国産ウイスキーの年代物、長期熟成の洋酒(ブランデー)や日本酒、シャンパンなどの酒類は、未開封であれば定価を大きく上回る買取価格が提示されることもある人気の品目です。贈答用の化粧箱に入った未開封のお酒はとくに査定額が上がりやすく、開封済みでも銘柄によっては査定対象になる場合があるため、まずは相談してみましょう。
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08
切手・古銭・金券
切手や古銭は、発行枚数の少なさや保存状態によって希少価値・希少性が大きく変わり、コレクション需要のある品は数千円から数十万円まで市場価値に幅があります。デパートの商品券や図書カードなどの金券も、額面に近い価格での買取が期待できます。
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09
ブランド品(バッグ・財布など)
シャネル(chanel)やエルメス(hermes)、カルティエ、ルイ・ヴィトン(louis vuitton)などのハイブランドのバッグ・財布は状態が良ければ高値がつきやすく、有名ブランドであるほど中古市場での需要も安定しているため、現金化しやすい品目でもあります。
意外と高値がつくことがある遺品

「これはもう価値がないだろう」と自己判断で処分してしまいがちな品の中にも、専門の買取業者に見てもらうと予想外の高値が付くものがあります。処分を急ぐあまり価値ある遺品を見逃してしまうと、後で心苦しい思いをすることもあるため、迷った品はまず査定に出してみましょう。
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01
有名作家物・民芸家具
使い古したタンスや衣装棚でも、有名な作家の手による民芸家具や、漆塗りの家具は査定対象になることがあります。大型家具のすべてが処分対象・引き取り手のないものというわけではないため、衣装棚の奥や蔵の中に眠ったままになっていないか確認してみましょう。
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02
楽器・オーディオ機器
ギターなどの楽器や、アンプ・スピーカーといったオーディオ機器(ギター・アンプ)は、ブランドやモデルによって根強い需要があります。ヴィンテージ(vintage)表記のあるモデルは特に人気が高く、ヘッドホンなど小型の機器もまとめて査定に出してみる価値があります。
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03
レコード
ビートルズやマイルス・デイビスといった名盤の初回プレス盤は希少価値が高く、保存状態が良い日本製レコードは海外からの需要もあるため、高値がつくことがあります。
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04
古書・絶版本
絶版になった専門書や、「平凡パンチ」のような昭和のレトロな雑誌・ムック本は、古書店やコレクターから注目される品目です。
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05
おもちゃ・フィギュア・模型
超合金やブリキの玩具(おもちゃ)、トレーディングカード、鉄道模型やプラモデルといったホビー用品、ゲーム機なども、コレクター需要があるジャンルでは高額買取につながることがあります。
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06
人形・五月人形・雛人形
五月人形や雛人形も、作家物や有名な人形師によるものであれば査定対象になります。傷や汚れがあっても、まずは相談してみましょう。
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07
金歯
口腔内から出てきた金歯も、金の含有量に応じて買取対象になります。抵抗を感じる方も多い品ですが、貴金属と同様に資源としての価値があります。
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08
仏具・仏像・勲章など
金属でできた仏具(お鈴など)や、古い仏像、勲章は、金属としての価値や骨董的価値から買取対象になることがあります。ただし仏壇や神棚は、お性根抜き・お祓いといった供養の儀式が必要になる場合があるため、処分前に確認しましょう。
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09
ゴルフ用品・車・バイク
ゴルフクラブなどのスポーツ用品や、自動車・バイクも買取・売却の対象になります。とくに車は名義変更や自動車税の精算が必要になるため、簡単に洗車をしたうえで、廃車にするか売却するかの2択で悩む前に一度査定に出すことをおすすめします。
買取の対象になりにくい・処分に回されやすい遺品(売れないもの)

反対に、次のような遺品は買取の対象になりにくく、処分に回されることがほとんどです。ただし品物によっては見た目だけで判断せず、査定してもらってから決めるほうが安心です。
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01
経年劣化した家電製品
発売から年数が経ち動作不良のある電化製品や、洗濯機のような型番が古くリユース需要の低い家電製品は、リサイクルショップに持ち込むだけでは値がつきにくく、買取の対象になりにくい品目です。捨てる前に一度、買取専門店で査定してもらう価値はあります。新生活シーズンなど買い替え需要が高まる時期でも、古いモデルの査定額は大きく変わりません。
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02
汚損・破損した日用品や衣類
傷や汚れが激しい日用品、普段使いで劣化した衣類・服・タオル類は、使用済みの状態では新品同様でない限り値がつきにくいものです。
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03
大型家具・介護ベッドなど
一般的なタンスや棚、介護ベッドといった大型家具は、有名作家物や民芸家具に該当しない限り、引き取り手が見つかりにくい不用品として処分対象になりやすい品目です。搬出の手間もかかるため、遺品整理業者にまとめて処分を依頼する方法もあります。
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04
通帳・印鑑・現金・遺言書などの貴重品
通帳・印鑑・現金・遺言書は買取の対象ではなく、相続手続きに必要な書類として必ず保管し、次の世代へ正しく引き継ぐ・遺すために手元に残しておく必要があります。仏壇・位牌のように供養してから扱いを決めたい品物とあわせて、買取に出す前に他の相続人・親族へ確認しましょう。
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05
真贋が確認できない品・デジタル遺品
有名作家のサインや鑑定書があっても贋作の可能性があるため、真贋が確認できない品は自己判断で処分せず、専門家の鑑定を挟みましょう。またパソコンやスマートフォンは買取対象になる場合がありますが、デジタル遺品として個人情報やカメラのデータを削除したうえで手放すことが大切です。
遺品を少しでも高く売るための準備とコツ

同じ品物でも、査定に出す前の準備次第で結果に差が出ることがあります。
汚れを軽く拭く程度にとどめる
見た目を綺麗に整えたい気持ちから、無理に自分で分解・修理しようとすると、かえって価値を下げてしまうことがあります。乾いた布で汚れをふき取る、拭く程度の簡単な手入れにとどめましょう。
箱・保証書・証紙などの付属品をまとめておく
箱や説明書、ギャランティ・保証書、着物の証紙、美術品の鑑定書といった付属品をまとめる、揃えるという準備だけで査定額のアップが見込める場合があります。リサイクルショップの買い取り価格と、専門店の買い取り価格を比べるためにも、品物と一緒に保管しておきましょう。
需要が高まる時期・トレンドを意識する
ブランド品や着物、骨董品には流行や季節によって需要が高まるタイミングがあり、市場での流通量や相場も時期によって変わります。急いで処分する必要がない場合は、専門店に時期の相談をしてみるのも一つの方法です。
複数の専門業者に査定を依頼して比較する
骨董品・美術品・貴金属・お酒など、品目ごとに専門知識を持つ買取業者は取り扱うアイテムが異なります。実家に眠っている品物を一度に集めるところから始め、1社だけで決めずに複数の専門業者に相見積もりを取ることで、より適正な価格での取引を見込めます。
家族・親族との話し合いを済ませてから進める
査定に出す前に、家族・親族との話し合いを済ませておくと、後のトラブルを防げます。部屋を一つずつ片付ける際は、品々を仕分ける作業から始め、故人が趣味で集めるほど大切にしていた物や、家族の誰かが好む思い出の品から優先して確認しましょう。持ち運ぶのが難しい大きな品は業者に相談し、金銭に関わる結論を急がず、故人への敬意と真心を持って、査定に出すか手元に残すかの進め方を選んでいきましょう。
相続放棄を予定している場合は売却・処分の前に確認を

遺品を売却してよいかどうかは、相続の方針によって注意が必要です。民法921条1項は、相続人が相続財産の全部または一部を処分したときは単純承認をしたものとみなす、と定めています。相続放棄を検討している場合、遺品を売却・処分してしまうとこの「処分」にあたるとみなされ、相続放棄ができなくなる可能性があります。形見分けの範囲を超える売却行為も同様に扱われることがあり、相続人の間で認識がずれると遺産分割協議のトラブルに発展することもあるため、判断に迷う場合は、遺品を勝手に売却・処分せず、他の相続人にも確認したうえで、弁護士や司法書士など専門家に相談してから進めましょう。遺品整理・売却のタイミングに法律上の決まりはなく、四十九日後や諸手続きが落ち着いてからとする方が多いようですが、相続放棄を予定している場合はこの点を最優先に確認してください。生前整理を検討している場合も、同じ考え方が参考になります。
遺品整理で売れるもの・売れないものに関するよくある質問

まとめ:品目ごとの見極めが遺品整理の高価買取につながる

遺品整理で高価買取が期待できるかどうかは、品目ごとの見極めのポイントを知っているかどうかで大きく変わります。貴金属・着物・骨董品・日本刀のように専門知識が必要な品目や、意外と高値がつくレコード・おもちゃ・楽器などは、自己判断で処分せずまず査定に出してみましょう。相続放棄を予定している場合は、売却・処分の前に必ず専門家へご確認ください。買取を依頼する方法や査定から契約までの流れ、査定・買取でよくあるトラブルへの対処は、遺品の買取・処分の基本ページで詳しく解説しています。品目ごとの判断に迷う場合は、私たちコンチーゴまでお気軽にご相談ください。
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