遺品整理を自分でやる方法|道具の準備から片付けの手順まで

故人の遺品整理を自分でやると決めたものの、「まず何をそろえればいいのか」「どこから手をつければいいのか」が分からず、手が止まってしまう方は少なくありません。遺品整理そのものに資格は不要で、道具さえそろえておけば、遺族だけでも進められる作業です。

このページでは、自分で遺品整理をやる方法として、最初にそろえておきたい道具のチェックリスト、費用をかけずに道具をそろえるコツ、部屋ごとに進める手順のポイントをまとめて解説します。仕分け・処分の詳しいステップは「遺品整理の進め方・手順」のページ、自分でやるメリット・デメリットは「自分で遺品整理をする」のページであわせて解説していますので、こちらもご覧ください。

自分でやる場合、いつから始めればいい?

自分でやる場合、いつから始めればいい?

遺品整理を始める時期に法律上の決まりはありませんが、賃貸住宅で一人暮らしをしていた場合は、賃貸借契約が終了する退去・明け渡しの期限までに片付ける必要があり、早めに着手します。持ち家であれば急ぐ必要はなく、四十九日などの法要で親族が集まったタイミングや、気持ちの整理がついたタイミングで始める方が多く見られます。始める時期の詳しい目安は「遺品整理を始める時期と流れ」のページで解説しています。

遺品整理を始める時期と流れをくわしく見る

遺品整理を自分でやるときにそろえたい道具チェックリスト

遺品整理を自分でやるときにそろえたい道具チェックリスト

作業を始める前に、次の4種類の道具・用品を用意しておくと、当日になって足りずに作業が止まることを防げます。多くはホームセンターや100円ショップでそろいます。

  • 01

    仕分け・梱包用品

    残す・売る・処分するに仕分けた遺品を一時的にまとめておくための道具です。段ボール箱(仕分け先の数だけ多めに)/ガムテープ・養生テープ/油性マジック(仕分け先を箱に書き込む用)/付箋・ラベルシール(誰の持ち物か、保留かを書き込む用)を用意しましょう。貴金属や思い出の品など、形見分けしたい大切なものを一時的にまとめておく箱も、他の段ボールと分けて一つ用意しておくと安心です。

  • 02

    ゴミ袋・分別用品

    自治体のルールに沿って分別できるよう、種類ごとに複数枚を用意しておきましょう。燃えるゴミ用の袋/燃えないゴミ用の袋/資源ゴミ用の袋(缶・ビン・ペットボトルなど)/粗大ごみ処理券(自治体で事前に購入するシール)が必要になります。

  • 03

    作業着・保護具

    荷物に埃がたまっていることも多いため、汚れてもよい服装と保護具を準備します。軍手・ゴム手袋/マスク/スリッパ・作業用シューズ/汚れてもよい長袖・長ズボンをそろえておきましょう。

  • 04

    工具・運搬用品

    家具の解体や重い荷物の運び出しに使う道具です。プラスドライバー・マイナスドライバー/ペンチ/はさみ・カッター/台車があると、大型家具が多い住居ほど作業がはかどります。

道具にお金をかけずにそろえる方法

道具にお金をかけずにそろえる方法

遺品整理を自分でやる大きな理由は費用を抑えられる点にあるため、道具もできるだけ安くそろえたいところです。段ボールはスーパーやドラッグストアで不要になったものを無料でもらえることが多く、店員に一声かければ譲ってもらえます。軍手・マスク・ガムテープ・油性マジックは100円ショップでまとめて購入すれば数百円程度で済みます。台車やドライバーなど頻繁には使わない工具は、家族や近所から借りられないか確認するのも一つの方法です。粗大ごみ処理券は自治体のコンビニ・郵便局で購入できますが、量が多い場合は事前に自治体のホームページで料金を確認しておくと、当日の想定外の出費を防げます。

遺品整理を自分でやる大まかな流れ

遺品整理を自分でやる大まかな流れ

道具がそろい、作業できる人手も揃ったら、大きく分けて次の3段階で進みます。各ステップの具体的な仕分け方・貴重品の探し方まで含めた詳しい手順は「遺品整理の進め方・手順」のページで6つのステップに分けて解説していますので、あわせてご覧ください。

遺品整理の進め方・手順をくわしく見る
  • 01

    貴重品・重要書類を最優先で探す

    通帳・印鑑・有価証券・遺言書(エンディングノートを含む)・健康保険証・年金手帳・パスポートといった、相続手続きに関わる財産・大切なものと身分証明書を、他の荷物に手をつける前に探し出し、見つけ次第まとめて保管しておきます。ここで見落として処分してしまうと、後の相続手続きに支障が出るため、道具をそろえたら真っ先に取りかかりたい作業です。相続人となる遺族の間で、あらかじめ「誰が探すか」を決めておくとスムーズです。

  • 02

    残す・売る・処分するに仕分ける

    貴重品以外の遺品を、形見分けとして残す物、貴金属やブランド品などリサイクルショップ・フリマアプリで売る物、捨てる(処分する)物の3つに仕分けて片付けていきます。判断に迷う物は無理に決めず、保留用の段ボールにまとめて後回しにしましょう。

  • 03

    分別・搬出して廃棄・清掃する

    捨てると決めた物を燃えるゴミ・燃えないゴミ・粗大ごみなど自治体のルールに沿って分別し、搬出・廃棄します。売る物はリサイクルショップや買取業者へ持ち込むか、出張買取を依頼します。すべて搬出したら最後に部屋を清掃して完了です。

部屋・スペースごとに進める順番のコツ

部屋・スペースごとに進める順番のコツ

遺品整理は闇雲に手をつけると、あちこち中途半端なまま時間だけが過ぎてしまいます。次の順番で部屋ごとに区切って進めると、貴重品の見落としを防ぎながら効率よく片付けられます。持ち家であれば日数に余裕を持って複数日に分けやすく、賃貸で退去期限が迫っている場合は優先順位を見極めながら進めましょう。

  • 01

    寝室・書斎の引き出し、タンス、金庫まわり

    通帳・印鑑・権利証・遺言書といった貴重品は、寝室の引き出しやタンスの奥、金庫の中にしまわれていることが多いため、最初にこのエリアから着手します。タンスや棚を動かす前に、引き出しの中身をすべて確認しておきましょう。

  • 02

    リビング・押し入れの日用品・衣類

    普段使っていた日用品や衣類が集まるエリアです。量が多くなりやすいため、複数人で分担して「残す・売る・処分する」の仕分けを進めると、作業時間を大きく短縮できます。

  • 03

    キッチン・水回りの家電・食器

    冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどの家電は家電リサイクル法の対象になるものが多く、通常のごみとしては出せません。処分方法を先に確認したうえで、最後にまとめて搬出すると二度手間になりません。

  • 04

    物置・屋根裏・庭など収納スペース

    普段の生活動線から外れた物置や屋根裏、庭の物入れは後回しにされがちですが、思わぬ場所に権利証や思い出の品がしまわれていることもあります。最後に必ず一通り確認しておきましょう。

自分でやるときに注意したいこと

自分でやるときに注意したいこと

通帳・印鑑・有価証券・遺言書などを他の不用品と一緒に処分してしまうケースは少なくありません。「捨ててはいけないもの」の詳しい一覧と、相続放棄を検討している場合の注意点は「遺品整理の進め方・手順」のページにまとめています。相続人となる遺族が複数いる場合、独断で処分を進めると後からトラブルになることがあるため、故人の財産に関わる物は一人で判断せず声をかけてから進めましょう。仏壇や位牌など、処分に抵抗がある物は供養してから手放す方法もあります。親族間でのトラブル防止策や、自分で行う場合のメリット・デメリットは「自分で遺品整理をする」のページで、一人暮らしの実家などを一人で整理する場合の注意点は「一人で整理する場合の注意」のページでご確認ください。

捨ててはいけないものの一覧をくわしく見る 自分で遺品整理をするメリット・デメリットをくわしく見る 一人で整理する場合の注意点をくわしく見る

自分での対応が難しいと感じたら

自分での対応が難しいと感じたら

道具をそろえて始めてみたものの、荷物の量が多すぎる、体力的に厳しい、遠方で何度も通えないといった場合は、無理をせず遺品整理業者への依頼も検討しましょう。業者に依頼する場合は、電話やWebでの問い合わせから、現地見積もり、日程調整、作業当日の搬出・仕分け・清掃、お支払いという流れが一般的です。料金は間取りや荷物の量によって数万円から数十万円まで幅があり、詳しい相場は「遺品整理の費用・料金」のページ、信頼できる業者選びのポイントは「遺品整理業者の選び方」のページで詳しく解説しています。仕分けだけ自分で済ませ、搬出や処分だけを部分的に依頼する組み合わせ方もあります。

遺品整理の費用・料金をくわしく見る 遺品整理業者の選び方をくわしく見る

遺品整理を自分でやる方法に関するよくある質問

遺品整理を自分でやる方法に関するよくある質問
ゴミ袋はどのくらいの枚数を用意すればいいですか?
荷物の量によりますが、燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミ用をそれぞれ10枚程度から用意し、足りなくなったら買い足す形で問題ありません。作業当日にホームセンターへ買い足しに行ける距離を確認しておくと安心です。
道具はどこでそろえられますか?
段ボールはスーパーなどで無料でもらえることが多く、軍手・マスク・ガムテープなどの消耗品は100円ショップやホームセンターでまとめてそろえられます。台車やドライバーなどの工具は家族や近所から借りられないか確認するのもおすすめです。
一人暮らしでも自分で遺品整理を進められますか?
一人でも道具さえそろえれば進めることはできますが、重い家具の搬出や貴重品の見落とし防止の面で負担が大きくなりやすい作業です。一人で進める場合の注意点は「一人で整理する場合の注意」のページで詳しく解説しています。
手順どおりに進めれば必ず自分だけで終わらせられますか?
荷物の量や住居の広さによっては、体力的・時間的に自分たちだけでは終わらせられないこともあります。途中で難しいと感じた場合は、仕分けまで自分で済ませ、搬出だけ業者に依頼するなど、一部を組み合わせる方法もあります。

まとめ:道具をそろえてから手順に沿って進めましょう

まとめ:道具をそろえてから手順に沿って進めましょう

遺品整理を自分でやる方法は、仕分け・梱包用品、ゴミ袋、作業着・保護具、工具・運搬用品の4種類の道具を先にそろえ、貴重品の捜索を最優先に、部屋ごとに区切って片付けるのが基本です。道具はホームセンターや100円ショップ、無料でもらえる段ボールなどを組み合わせれば、費用をかけずにそろえられます。手順の詳しい流れや、自分で進めることが難しいと感じたときの相談先については、関連ページもあわせてご確認ください。私たちコンチーゴでは、遺品整理から実家(空き家)の整理・売却まで、専門家と連携してワンストップでサポートしています。

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01
専門家チームによるワンストップ対応

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相続・不動産・税務のプロが連携してサポート

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03
相談実績多数、初回相談は無料

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地域密着 × 全国対応、最適な専門家をご紹介

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